宮崎家具

宮崎家具 安政三年(1856年)創業。皇室の御用も数多く携わる栄誉をいただいております。
水・土・日・祝は予約制で営業しております。

安政三年(1856年)創業の宮崎家具は、京指物の伝統をかたくなに受け継ぎ、芸術の香りただよう家具の数々を生活の中に息づかせてまいりました。皇室の御用も数多く携わる栄誉をいただいております。
また、現代的な生活空間へのご提案としてモダンで洗練されたインテリアを国内外から厳選しております。

藍ひとむら、夏のはじまりに床の間は、季節を映す小さな舞台。そこに掛かる一幅の軸が、暮らしに四季の訪れを告げます。連載〈床の間の四季〉では、宮崎家具に伝わる貴重な軸をご紹介します。どうぞ、描かれた情景に思いを馳せてご覧ください。⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒...
04/06/2026

藍ひとむら、夏のはじまりに

床の間は、季節を映す小さな舞台。
そこに掛かる一幅の軸が、
暮らしに四季の訪れを告げます。

連載〈床の間の四季〉では、
宮崎家具に伝わる貴重な軸を
ご紹介します。

どうぞ、描かれた情景に思いを
馳せてご覧ください。

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初夏の床の間に迎えたのは、
土田麦僊(つちだ ばくせん)の
『燕子花(かきつばた)』。

西洋と東洋の絵画を見つめ直し、
国画創作協会を立ち上げた、
近代日本画の革新者です。

麦僊が心を寄せた花のひとつが、
燕子花でした。

白い余白のなかに、
深い藍をたたえた花がひとむら。

すっと立ちのぼる緑の葉が、
風の通り道をかたちづくります。

燕子花は、初夏の水辺をひそやかに彩る花。

古く伊勢物語の「八橋」に詠まれて以来、
幾多の絵師たちに描き継がれてきました。

ひと色の藍が、ひんやりとした水の気配を呼び、
床の間に、涼を運んでくれます。

#宮崎家具 #指物 #木工

足もとに、白菊を散らして桜の木でしつらえた『菊 置き上げ姿見』。意匠は、作家・美都木洋子さんの手によるもの。鏡を支える鏡板に、白い菊の花が、点々と散らされています。これは「置き上げ(おきあげ)」と呼ばれる技法。胡粉(ごふん)を少しずつ盛り上...
28/05/2026

足もとに、白菊を散らして

桜の木でしつらえた『菊 置き上げ姿見』。
意匠は、作家・美都木洋子さんの手によるもの。

鏡を支える鏡板に、
白い菊の花が、点々と散らされています。

これは「置き上げ(おきあげ)」と呼ばれる技法。
胡粉(ごふん)を少しずつ盛り上げて、
花びらの一枚一枚を立体に仕立てていきます。

金粉のかすかな煌めきと、
ふっくらと浮かぶ純白の菊。

桜の柔らかな木肌が、
その景色をそっと受けとめます。

#宮崎家具 #指物 #木工

蒔絵、表具、木工——ひと棹のなかで。橋本関雪記念館で開催中の日本画家・定家亜由子さんの個展〈花まんだら 京都と手しごと展〉。会場には、先日ご紹介した〈四季扉棚 ー彩がさねー〉とともに、昨年宮崎家具が製作に携わった飾り棚、〈四季飾り棚 慶雲の...
20/05/2026

蒔絵、表具、木工——ひと棹のなかで。

橋本関雪記念館で開催中の
日本画家・定家亜由子さんの個展
〈花まんだら 京都と手しごと展〉。

会場には、先日ご紹介した
〈四季扉棚 ー彩がさねー〉とともに、
昨年宮崎家具が製作に携わった飾り棚、
〈四季飾り棚 慶雲の花〉が並びます。

昨秋の洛趣会でもご紹介した本作品。
蒔絵、表具、そして木工——それぞれの技が、
ひと棹のなかで調和しています。

ぜひ、現地でご覧くださいませ。

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〈定家亜由子の花まんだら 京都と手しごと展〉
会期:2026年5月2日(土)〜5月24日(日)
時間:10:00〜17:00(最終入館受付 16:00)
入館料:一般 1,300円
会場:白沙村荘 橋本関雪記念館( )

#宮崎家具 #指物 #木工

手しごとが、ひとつの作品に橋本関雪記念館にて、日本画家・定家亜由子(  )さんの個展〈花まんだら 京都と手しごと展〉が開かれています。定家さんの絵に私たちも〈四季扉棚 ー彩がさねー〉という形でご一緒させていただきました。——————————...
14/05/2026

手しごとが、ひとつの作品に

橋本関雪記念館にて、
日本画家・定家亜由子( )さんの個展
〈花まんだら 京都と手しごと展〉が
開かれています。

定家さんの絵に私たちも
〈四季扉棚 ー彩がさねー〉という形で
ご一緒させていただきました。

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目を向けると、仕事の数々が。

引手にあしらわれた螺鈿(らでん)が
光に色を映せば、その傍らで鍛金の金具が、
組紐の房を棚へとそっと結びとめます。

下段を縁取るのは、
唐草を思わせる流麗な透かし彫り。
細やかな鋸の跡に、
職人の呼吸が残されています。

ひとつの棚のなかに、
いくつもの手しごとが、寄り添うように。

会場には、定家さんの作品が、
さまざまな姿で並びます。

〈彩がさね〉のたたずまいも、ぜひそのなかで。

会期は5月24日(日)まで。
新緑の白沙村荘へ、どうぞお運びください。

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〈定家亜由子の花まんだら 京都と手しごと展〉
会期:2026年5月2日(土)〜5月24日(日)
時間:10:00〜17:00(最終入館受付 16:00)
入館料:一般 1,300円
会場:白沙村荘 橋本関雪記念館( )

#宮崎家具 #指物 #木工

理想の木目を見立てる私たちが日々向き合う木々には、天然素材故、ひとつとして同じものはありません。静かに時を重ねた年輪、その内に秘められた物語。連載〈銘木との対話〉では、宮崎家具にある希少な銘木たちの声に耳を傾けていきます。職人の視点で見つけ...
07/05/2026

理想の木目を見立てる

私たちが日々向き合う木々には、
天然素材故、ひとつとして同じものはありません。

静かに時を重ねた年輪、
その内に秘められた物語。

連載〈銘木との対話〉では、
宮崎家具にある希少な銘木たちの声に
耳を傾けていきます。

職人の視点で見つけた木の奥深い魅力を、
どうぞお楽しみください。

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工場の床に並べられた、タモの突板。
ある造作材の腰板となるべく、
その出番を待っています。

一本の木は、外側の「辺材」と
中心の「赤身」とで、その性質を異にします。

辺材は「白太」とも呼ばれ、
栄養を運ぶみずみずしい部分。
それゆえに、虫が好む箇所でもあります。

家具に用いるのは、その内側。
緻密に締まった「赤身」のみを
選び抜いていきます。

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突板の上を走る、紫のテープ。
これは「墨付け」と呼ばれる、
裁ち落としの位置を示す印です。

図面どおりに切ったとき、
最適な木目をどこに配するのか。
板目の木芯は、どこに通るのか。
円を描く「目玉」の杢は、どこに並ぶのか。

一枚一枚の板の表情を読み解き、
仕上がりの姿を、テープで描き出していきます。

切る前に、見立てる。
それが、銘木と交わす最初の対話です。

#宮崎家具 #指物 #木工

すべての手しごとが、ひとつの棚へ飾り棚の制作工程をお伝えする企画の第三弾。今回は、弊社の工場へ。きたる5月、白沙村荘 橋本関雪記念館にて「定家亜由子の花まんだら 京都と手しごと展」が開催されます。————————————工場では、棚本体の組...
01/05/2026

すべての手しごとが、ひとつの棚へ

飾り棚の制作工程をお伝えする企画の第三弾。
今回は、弊社の工場へ。

きたる5月、白沙村荘 橋本関雪記念館にて
「定家亜由子の花まんだら 京都と手しごと展」が
開催されます。

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工場では、棚本体の組み上げが進んでいます。

定家さんが描いた葉のかたちを桜の木に写し取り、
一枚ずつ切り出していく。
ミリ単位で部材を擦り合わせ、
繊細な意匠が崩れないよう、
わずかな出っ張りまで滑らかに整えていきます。

かつて宮崎家具は、
神坂雪佳や竹内栖鳳など
京都画壇の日本画家に図案を依頼し、
美と暮らしを結ぶ試みを重ねてきました。

その精神を受け継ぎ、
道具としての家具を超えて、
鑑賞に値する美術的価値の再興を目指しています。

日本画家、蒔絵師、金工家、組紐師、
そして指物師——
多くの手を経て、ひとつの飾り棚が
立ち上がろうとしています。

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〈定家亜由子の花まんだら 京都と手しごと展〉

会期:2026年5月2日(土)〜5月24日(日)
時間:10:00〜17:00(最終入館受付 16:00)
入館料:一般 1,300円
会場:白沙村荘 橋本関雪記念館( )

#宮崎家具 #指物 #木工

一本の紐が、棚に息を通す飾り棚の制作工程をお伝えする企画の第二弾。今回は、組紐の老舗・道明さんを訪ねました。きたる5月、白沙村荘 橋本関雪記念館にて「定家亜由子の花まんだら 京都と手しごと展」が開催されます。————————————織る、編...
30/04/2026

一本の紐が、棚に息を通す

飾り棚の制作工程をお伝えする企画の第二弾。
今回は、組紐の老舗・道明さんを訪ねました。

きたる5月、白沙村荘 橋本関雪記念館にて
「定家亜由子の花まんだら 京都と手しごと展」が
開催されます。

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織る、編む、そして組む。
繊維を合わせる三つの技のうち、
「組む」は、束ねた糸が斜めに走り、
端で折り返されながらどこまでも伸びていく技法。

同じリズム、同じ手加減を、
はじめから終わりまで保ち続ける。
雑念は紐の出来栄えに大きく影響するため、
心を無にすることが大切なのだそうです。

今回、飾り棚のために誂えていただいたのは、
棚の装飾に、房付きの組紐。

木部、金物、絵との距離を見ながら、
棚としての佇まいに収まるよう調整しました。

鍛金、螺鈿、指物——
それぞれの手しごとが静かに調和するために、
一本の紐もまた、その役割を担っています。

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〈定家亜由子の花まんだら 京都と手しごと展〉

会期:2026年5月2日(土)〜5月24日(日)
時間:10:00〜17:00(最終入館受付 16:00)
入館料:一般 1,300円
会場:白沙村荘 橋本関雪記念館( )

#宮崎家具 #指物 #木工

近代建築 2026年4月号掲載物件は、「サンクチュアリコート日光 ジャパニーズモダンリゾート」「ザ・ゲートホテル札幌 by HULIC」弊社では、内装・木工事に携わらせていただきました。空間の印象を決める木部の納まりや素材感は、図面だけでな...
29/04/2026

近代建築 2026年4月号

掲載物件は、
「サンクチュアリコート日光 ジャパニーズモダンリゾート」
「ザ・ゲートホテル札幌 by HULIC」

弊社では、内装・木工事に携わらせていただきました。

空間の印象を決める木部の納まりや素材感は、図面だけでなく、製作現場での細かな調整の積み重ねによって形になります。

今回の掲載を通じて、弊社の仕事の一端をご覧いただけましたら幸いです。

関係者の皆さま、誠にありがとうございました。

飾り棚に、京都の手しごとが集うきたる5月、白沙村荘 橋本関雪記念館にて「定家亜由子の花まんだら 京都と手しごと展」が開催されます。日本画家・定家亜由子さんが描く花の世界を、老舗企業や職人たちの手しごとで立ち上げていく展覧会。宮崎家具もその一...
23/04/2026

飾り棚に、京都の手しごとが集う

きたる5月、白沙村荘 橋本関雪記念館にて
「定家亜由子の花まんだら 京都と手しごと展」
が開催されます。

日本画家・定家亜由子さんが描く花の世界を、
老舗企業や職人たちの手しごとで
立ち上げていく展覧会。

宮崎家具もその一員として、
いま定家さんといっしょに
ひとつの飾り棚を制作しています。

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飾り棚の引手とつまみを担うのは、
金工家の藤川耕生さん。

平らな銀の板を、金槌で少しずつ叩き起こし、
花のかたちへと立ち上げていく
「鍛金(たんきん)」の技法。

叩いた跡がそのまま「鎚目(つちめ)」となり、
表面には細やかな鱗のような表情が残ります。

工房で使われる道具は、
ほとんどが藤川さんご自身の手づくり。
「道具に職人の個性が一番出る」とのこと。

椅子を使わず、
床に座って低い作業台で向き合う姿は、
昔ながらの職人の佇まいそのものです。

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飾り棚の螺鈿を手がけるのは、
漆芸家の服部一齋さん。

定家さんが描いた原画をもとに、
雫の花びらには夜光貝、蝶々の羽には白蝶貝を。

貝はただ切るのではなく、
繊維の走る音を聴き分けながら糸鋸を入れ、
ヤスリで一枚ずつ形を整えていきます。

光の角度によって青、緑、ピンクへと
表情を変える螺鈿(らでん)が、
棚にどんな景色を宿すのでしょうか。

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鍛金の銀と、螺鈿の貝。
ふたつの手しごとが、桜の棚の上で出会います。

#宮崎家具 #指物 #木工

松園と宮崎家具当社に伝わる、一幅の掛軸《花嫁》。明治44年頃、上村松園の手によるものです。長らく松伯美術館へお貸し出ししていたのですが、このたび宮崎家具へ戻ってまいりました。黒地の打掛に、綿帽子。伏し目がちの横顔に宿る、静かな覚悟。松園が描...
16/04/2026

松園と宮崎家具

当社に伝わる、一幅の掛軸《花嫁》。
明治44年頃、上村松園の手によるものです。

長らく松伯美術館へお貸し出ししていたのですが、
このたび宮崎家具へ戻ってまいりました。

黒地の打掛に、綿帽子。
伏し目がちの横顔に宿る、静かな覚悟。
松園が描く女性の凛とした佇まいは、
百年を経てなお、見る者の背筋を正します。

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さらに先日、社内の古い資料を整理していたところ、
一枚の小さな紙片が出てきました。

朱色に刷られた女性の絵。
これは、かつて宮崎家具が上村松園に
制作を依頼した際のタグです。

百年以上の時を越え、
ひょっこりと姿を現しました。

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一幅の掛軸と、小さなタグ。
それぞれに、松園と宮崎家具の関わりの歴史が
静かに息づいています。

#宮崎家具 #指物 #木工

住所

中京区夷川通堺町西入ル百足屋町 152
Kyoto-shi, Kyoto
604-0805

営業時間

月曜日 10:00 - 17:00
火曜日 10:00 - 17:00
木曜日 10:00 - 17:00
金曜日 10:00 - 17:00

電話番号

+81752316337

ウェブサイト

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