03/02/2026
久しぶりの更新です!
今回のお客様からのご依頼は
「もう使わなくなった碁盤を花台にリメイクしてほしい」というものでした。
その碁盤を見ると、作者の銘と日付がしっかりと刻まれていました。
「昭和四十六年十一月○○○作」
……なんと、私の生年月日と全く同じなんです!
半世紀もの間、この碁盤はご家族と共に時を過ごしてきたんだなぁ……
なんだか運命的な出会いを感じてしまいました。
そして今、
「令和八年一月三十一日中井木工作」
碁盤から花台へと姿を変えて、再びご家族のもとへ。
これからまた半世紀、壊れずにいてほしいという思いを込めて、
いろいろと工夫を凝らしました。
・丸穴から伸びる切れ込み
・角の契り
これらは、経年による「留め痩せ」で「はぎ切れ」が起きないようにするための工夫です。
そしてもちろん、碁盤のマス目と碁石の丸をイメージしています。
契りの色も、碁石を思わせる白と黒にしました。
また、一輪挿し部分は碁盤の脚の先端を活かして製作。
中央に小さめの試験管を収めました。
こうすることで、シンプルでありながら安定感のある一輪挿しに生まれ変わっています。
これからも長く、ご家族の日常にそっと寄り添ってくれますように。