31/03/2025
ひとつ前の投稿の続き
5年ほど前に長野県に移住してきたときに初めて知った古道具の世界。知識も経験も準備もないままに古道具今市を始めたのはとてもアホだったと思う。当時はアホだということにすら気付いてなかったと思うと、アホだと思える分だけ成長したと言える気がします。
4年間走ってきて今思うことは、やりたいことはほとんどできなかったということです。理想と現実。いや、理想すらまだ固まってない気がします。知識も経験も準備もない僕は打ちのめされ、4年間やったが、とても店と呼べるレベルには達しなかった。それでもそんな今市でも気に入って通ってくれる人がいた事がせめてもの救いでした。こんなにも未熟な店はなかなかないからそれが逆に誰かのツボを押したのかもしれません。
反対に良かったこともたくさんあります。たぶん書ききれないので一つだけ話すと、僕の「好き」の輪郭が過去に比べたらありえないほどはっきりくっきりしてきた事です。
「あぁ、そうか、僕はこの絶妙な色や、この錆びた部分やこういう形のこの部分に絶妙に惹かれるのだなぁ。」
というようになんとなくこれ好き、ではなくこれのこの部分のここがこうだから好き。というのが言語化できるようになってきて、好きがとにかく増えたという体感があります。
そしてここからはこのたくさん増えた好きなものをこれからの今市に活かして表現していけたらと思っています。
店は一旦なくなりますが、僕はこれからも古道具今市はずっと続けていくつもりですし、ここから健康を取り返し、それを維持できた先になんとまぁ素敵な物件が見つかったりして、次は少しの知識と少しの経験と出来うる限りの準備をこしらえて店舗にまた挑戦するという未来もあるかもしれません。(約束はできませんが)一旦閉店セール後に休養しながらゆっくり考えたいと思います。
では閉店セールでお会いできたら嬉しいです。